今回はフジフイルムXF50mmF2についてのお話をします。3ヶ月使ってみてすごくお気に入りのレンズになったので作例を多めで紹介しつつレビューを書いてみます。
▼おすすめしたい方やシーン
こんな方におすすめのすごく使いやすいレンズです。
▼YouTubeにもレビューをアップしましたので、もしよかったらご覧いただければ嬉しいです。(チャンネル登録もお願いします…!!)
XF50mmF2 R WR スペック、特徴
| 名前 | フジノンレンズ XF50mmF2 R WR |
| 焦点距離(35mm換算) | 76mm相当 |
| 開放F値 | F2 |
| 最短撮影距離 | 39cm |
| 最大撮影倍率 | 0.15倍 |
| フィルター径 | 46mm |
| サイズ | 60.0mm × 59.4mm |
| 重さ | 約200g |
| 防塵防滴 | 対応(WR仕様) |
| 絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
デメリット
メリット
XF50mmF2の写真作例

まず写真の作例から紹介します。
普段から50mmばかり使っているわけではないんですが、たまに使ってみるととても良い雰囲気。





2017年製の比較的新しいレンズということもあり、解像感も高く、開放F2からすごくきっちり写る印象です。
背景のボケは結構滑らかで、少し古いレンズのようにグワングワンとなったり暴れ散らかしている感じにはなりにくい、比較的優等生感のあるレンズかなと思っています。



玉ボケは少し流れるような感じはありますが、モヤモヤするわけでもなく綺麗。


絞ったときの作例は空くらいしかありませんが、少し遠くの空を切り取ったりするのもおもしろい焦点距離だと思います。
動画の作例

意外と役立っているのが動画のブツ撮り撮影です。


最短撮影距離が39cmとなかなか寄れるので、マクロとまではいきませんがモノを撮っていてもなかなかおもしろいんですよね。
日常動画やVlogではほぼ使っていませんがブツ撮りのためにはかなり使えるレンズです。
背景のボケが良い感じに柔らかくなることはもちろんですが、被写体をよりピックアップして紹介したいときなどにはすごく役立ちます。
開放付近で撮影していても結構ピントははっきりしているので、背景ボケボケの物撮り動画もなかなかいい雰囲気だと思います。
XF50mmF2の機能面・スペック・外観

実用的な部分でいえば、オートフォーカスの速さ、正確性、そしてコンパクトさや軽さが重要かと思います。
個人的にはこの辺りのスペックはすべて満足していて、X-T4につけたときの使用感は最高に満足しています。
AF駆動音も昔のレンズのようにジーコジーコ言わず、静音設計なのですごく使い勝手がとても良い感じ。
ボディが新しいのでオートフォーカスに不満がないだけなのかもしれませんが、とても使いやすいレンズです。
最短撮影距離付近を狙おうとすると少し迷うときもありますが、基本的にはフジのレンズにしてはオートフォーカスは速いと感じます。




見た目は23mmF2、35mmF2のデザインを採用した設計で軽くてコンパクトなF2シリーズの50mm版という感じです。
レンズの口径は小さくなりますが、先端に向けて少し細くなっているこの形が僕は結構好みだったりします。
レンズの重さは200gとすごく軽いのでProシリーズにつけてスナップをするのもすごく楽しいレンズだと思います。(X-Pro2買い戻したい)
ちなみに防塵防滴、-10℃まで耐えることができる設計なので、ボディも同条件ならば多少厳しい条件でも使えそう。
23mmは正直X100Vのほうが満足度が高かったので売ってしまいましたが、F2シリーズの使いやすさはめちゃめちゃおすすめです。

▼動画で見るとわかりやすいところ(時間のところをクリックすると動画に飛びます)
56mmと比較。50mmを選んだ理由

50mmを選んだ理由はコンパクトさと質量と安さです。
子どもがいる僕は軽く使いやすい50mmが最適解だと思っています。
50mm付近の焦点距離で言えば、56mm、56mmAPDという銘玉があり知人もこのレンズを選ぶ方が多い印象で、50mmのF2はその陰に隠れがちというか僕自身あまり選択肢に入ることもなかったレンズなんですよね。
でも買ったのは比較していくうちに50mmがかなりお得で使いやすく魅力的なレンズだとわかったからです。
| XF50mmF2 | XF56mmF1.2 | XF56mm APD | |
| 価格 | 45,000円 | 93,000円 | 152,000円 |
| 重さ (g) | 200g | 405g | 405g |
| サイズ (mm) | 60×59.4 | 73.2×69.7 | 73.2×69.7 |
質量は50mmが200gで56mmが404gとほぼ倍くらい。そして大きさも56mmが10mmほど長くなっています。
お値段も倍。50mmが5万以下、56mmが10万弱、APDが15万。こんなに違ってきます。
APDを使っている方の評価はめちゃくちゃ高いですし魅力も感じました。
でもオートフォーカスがかなり迷うという意見もよく見かけるので子どもがいる僕が使うレンズではなさそうだなと思いました。そして正直高すぎるなと…。
▼ちなみに56mmのレンズを昔借りたときに撮った写真はこんな感じ。

夜だけだったけどF1.2はやっぱりすごかった。しかもこのときX-E1につけていたんですけど、全然いい感じですよね。
ボディは動画撮らんならなんでも良さそうな気さえもしてくるほどの写り…。
個人的に大事なポイントを比較するとこんな感じでした。
▼再びXF50mmF2 R




というわけで、もしポートレートにも使えそうで安くAFが速いレンズが欲しいという方はぜひ50mmのF2をご検討いただければ嬉しいです。
ちなみに50mmは中古で買ってるので価格は33,000円くらいでした。
23mmとトントンで入れ替えることができたのでめちゃくちゃ満足しています。
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