ぼくは3ヶ月ほど前に、Nikon(ニコン)のフルサイズミラーレス「Z 6II」を手に取りました。実はNikonのフィルムカメラは愛用していましたが、デジタル一眼を使うのは今回が初めてなんです。
ここ数年はFUJIFILM(富士フイルム)のカメラばかりを愛用してきましたが、最近は「もっと色々な機材に触れてみたい」という気持ちが強くなり、少しずつ手元の機材を整理していました。
今回は、ぼくがなぜ数ある選択肢の中からNikonのカメラを選んだのか、その理由を丁寧にお話ししていこうと思います。
ぼくがNikon Z 6IIを導入した3つの理由

Nikon Z 6IIを購入するにあたって、決め手となったポイントは大きく分けて3つあります。
Mマウントの銘玉をAF化する「TECHART TZM-02」への期待

最大の目的は、ライカなどで使われる「Mマウントレンズ」をAFで動かすためのマウントアダプター「TECHART TZM-02」を導入することでした。以前からこのアダプターの存在は知っていましたが、対応しているマウントが限られていたんですよね。
実は、旧モデルについては「AFの精度や速度がいまひとつ」というレビューも見かけていたので、導入をずっと躊躇していました。でも、最新モデルでは大幅な進化が期待できたので、思い切って挑戦してみることにしたんです。
サイズ感もよりコンパクトになり、洗練されたデザインになったことも、ぼくの背中を強く押してくれました。
現在、TECHARTから発売されているMマウントレンズ用のAFアダプターは、主に以下のマウントに対応しています。
ぼくが愛用しているFUJIFILMのXマウント(APS-C機)用も期待して待っていたのですが、なかなか発売される気配がありません。そうしているうちに、うっかりNikonのシステムに手を出してしまったというわけです(笑)。
Nikonのカメラボディそのものの質感や操作性にも以前から興味があったので、ぼくにとってはちょうど良いタイミングだったのかもしれませんね。
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フルサイズ機がもたらしてくれる「心の余裕」

かつてLeica(ライカ)のM P Typ240を使っていた頃、APS-Cセンサーとフルサイズセンサーによる「写りの違い」を肌で感じていました。
センサーサイズが大きいフルサイズ機は、ボケの美しさや階調の豊かさにおいて、やはり独特の魅力があるんですよね。
ライカ自体は手放してしまいましたが、「フルサイズ機を1台持っている」という事実は、写真を撮る上での大きな安心感や心の余裕に繋がると感じていました。
だからこそ、FUJIFILMの機材を増やすのではなく、新しくフルサイズのシステムを構築したいという想いが募っていきました。
もちろん中判センサーのGFXシリーズも魅力的でしたが、レンズを含めたシステム全体の価格を考えると、趣味として楽しむには少しハードルが高すぎると感じたんです。そこで、スペックと価格のバランスが素晴らしいNikon Z 6IIが最良の選択肢となりました。
Z 6IIのポテンシャルを引き出すレンズとアダプター

今回の導入に合わせて、以下の2点を揃えました。
- TECHART TZM-02(M to Zマウントアダプター)
- NIKKOR Z 28mm f/2.8
最初はマウントアダプターだけでも良いかなと考えていたのですが、念のためにNikon純正のレンズも1本用意することにしました。せっかくNikonを使うなら、メーカーが意図した本来の性能や色表現もちゃんと体験しておきたいと思ったからです。
実際に両方を使ってみて、やはり「純正レンズも持っておいて正解だった」と確信しています。
TECHARTのアダプターを使った撮影も非常に楽しいのですが、AFの信頼性はやはり純正に一歩譲ります。また、28mmという広角域はスナップ撮影において非常に使いやすく、Nikonの懐の深さを感じさせてくれます。
軽快なスナップを実現する「NIKKOR Z 28mm f/2.8」


「NIKKOR Z 28mm f/2.8」は、いわゆるエントリークラスの単焦点レンズです。その分、外装のプラスチック感は否めませんが、Yahoo!ショッピングなどで2万円台から手に入るという驚きのコストパフォーマンスを誇ります。
Amazonでも3万円前後 [要追加情報:最新の正確な価格] で販売されており、フルサイズ用レンズとしては破格の安さと言えるでしょう。
肝心の写りに関しては非常に満足していますが、正直なところ「所有欲」を満たしてくれるような質感ではありません。見た目の高級感よりも実用性を重視した、非常に合理的なレンズという印象ですね。

このレンズについては、まだ使い込みが足りていないのが正直なところです。これから様々なシチュエーションに持ち出して、その真価を探っていきたいと思っています。
至高の組み合わせ:TECHART TZM-02 × MINOLTA M ROKKOR 40mm f/2

ぼくがNikon Z 6IIを導入した一番の目的が、実はこの組み合わせです。もともとぼくは、大きくて重い撮影機材を持ち歩くのがそれほど得意ではありませんでした。
それなのに、Nikon Zシリーズのような無骨で頼もしいデザインのボディに惹かれてしまった。そんなぼくにとって、コンパクトなMINOLTAのレンズとスタイリッシュなTECHARTのアダプターの組み合わせは、まさに理想的な形でした。


どうですか、この佇まい。ボディの力強さとオールドレンズの繊細さが同居していて、本当にかっこいいですよね。新型のTZM-02は、かつてのような「出っ張ったモーター部分」がなくなり、非常にスマートなフォルムへと進化しています。
ただ、一つだけ白状しておくと、もし将来「Z fc」のフルサイズ版が登場したら、ぼくは迷わず飛びついてしまう気がします。オールドレンズには、きっとクラシックな外観の方がより似合うはずですから。
オールドレンズらしい、柔らかで幻想的なゴーストも楽しめます。最新のレンズでは消し去られてしまうこうした「癖」こそが、ぼくにとっては撮る楽しさそのものなんです。



実際にTZM-02を使ってみた印象ですが、日中の明るいシーンでは驚くほどスムーズにピントが合います。一方で、夜間や暗い室内ではAFが迷いやすく、一切認識しなくなってしまう場面もありました。
ですので、ファンクション(Fn)ボタンに「AFとMFの切り替え」を割り当てておくと、いざという時にスムーズに対応できて便利ですよ。ぼくも自分なりの設定を少しずつ煮詰めているところです。
このアダプターとレンズについては、また別の機会に詳しくレビュー記事を書きたいと思います。
まとめ:Nikon Z 6IIは長く付き合える「最高の相棒」になりそう

ボディもレンズも、まだまだその性能を完全に引き出せているわけではありません。それでも、2ヶ月ほど共にした今のぼくには、このカメラが非常にポジティブな印象として残っています。
やはり基本スペックが高いカメラを1台持っておくことは、撮影の幅を広げるだけでなく、撮り手としての大きな安心感に繋がりますね。
今後もマウントアダプターの詳細なレビューや、Z 6IIと一緒に揃えた周辺アクセサリーなどの情報を発信していきます。楽しみにしていてくださいね!
