XFレンズは新型が出るたびに気になります。でも価格を見て、そっと手が止まることも多いんじゃないでしょうか。
XF23mmもXF56mmも、最新のWRモデルは10万円を軽く超えてきます。新しさにお金を払う前に、ひとつ前の型を見てみてほしいんです。
型落ちモデルなら中古で2-6万円台。光学設計が新型とほぼ同じものもあれば、新型にはない柔らかい写りや軽さを持ったレンズもあります。
この記事では、中古で狙う価値があると思う型落ちXFレンズを5本紹介します。あわせて、中古で買って後悔しないために、買う前にレンタルで確かめておきたいポイントもまとめました。
型落ちレンズが狙い目な理由

なぜ最新モデルではなく型落ちを選ぶのか。理由は大きく3つに整理できると思っています。
中古価格がこなれている
いちばん分かりやすいのが価格です。新型が出ると旧型の中古相場が一気に下がり、同じ画角・同じ明るさのレンズが半額近くで手に入ります。XF56mmF1.2なら、新型WRが14万円台のところ、旧型は中古5万円台から狙えます。
写りに”味”がある
新型は解像感やAF速度で優れています。でも旧型には旧型の良さがある。開放での柔らかいにじみ、フォーカスリングのトルク感、そういう数値に出ない部分が好きで旧型を選ぶ人は多いです。
レンタルで失敗を防げる
旧型はAFモーターが古かったり、防塵防滴がなかったりと、人によっては気になる点もあります。だからこそ、買う前にレンタルで一度試しておくと安心です。光学設計が新型と同じレンズなら、現行モデルをレンタルすれば写りはほぼそのまま確認できます。
おすすめ機材一覧

今回紹介する5本を、換算画角・重さ・中古相場でまとめました。レンタルで試せるのは現行/同型モデルがある3本です。
| レンズ名 | 換算画角 | 重さ | 中古相場 | こんな人に | レンタル | |
| FUJIFILM XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS | 27-83mm | 310g | 2-3万円台 | 手ブレ補正込みの万能1本 | レンタル比較 | |
| FUJIFILM XF10-24mm F4 R OIS | 15-36mm | 410g | 3-4万円台 | 旅・風景の広角ズーム | レンタル比較 | |
| FUJIFILM XF27mm F2.8 | 41mm | 84g | 3-4万円台 | 身軽なスナップ | レンタル比較 | |
| FUJIFILM XF56mm F1.2 R | 85mm | 405g | 5万円台から | 本気のポートレート | レンタル比較 | |
| FUJIFILM XF23mm F1.4 R | 35mm | 300g | 5-6万円台 | 味のある広角単焦点 | レンタル比較 |
型落ちXFレンズ5選
ここからは1本ずつ見ていきます。レンタルで試せるものはH3直下にカードを置いているので、買う前の確認に使ってみてください。
FUJIFILM XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS:軽快な万能標準ズーム

後継のXF16-50mmは240gと軽い。でも手ブレ補正が省かれ、望遠端の明るさもF4.8まで暗くなりました。
手ブレ補正込みで1本目を選ぶなら、旧型のこちらはいまだに現役です。F2.8始まりの明るさと寄れる近接性能で、これ1本でだいたいの場面はこなせます。
FUJIFILM XF10-24mm F4 R OIS:旅で活きる広角ズーム

新旧で写りはほぼ変わりません。新型WRは防塵防滴の追加とOIS強化(3.5段)、軽量化(385g)が中心の進化です。
だから現行WRをレンタルして気に入ったら、中古で旧型を安く、という流れがそのまま使えます。換算15mmの広さは風景でも室内でも頼れる。旅の広角はこれ1本で十分です。
FUJIFILM XF27mm F2.8:84gの薄型パンケーキ

とにかく薄くて軽い。ボディに付けっぱなしでも負担にならず、スナップや散歩のお供にぴったりです。
換算41mmは目で見た景色に近い自然な画角。現行WRは絞りリングと防塵防滴が付いて90gに増えましたが、写りは同じです。操作感を試してから旧型を中古で選ぶのもありだと思います。
FUJIFILM XF56mm F1.2 R:ポートレートの主役

ポートレートの神レンズと呼ばれる1本です。F1.2の被写体が浮き上がるような立体感ととろけるボケは、これでしか出せません。
新型WRとは写りの傾向が別物。狙うのは旧型の柔らかさなので、中古でこのRを探すのが正解です。レンタル対象は現行WRしかなく写りが変わるため、ここはカードを置いていません。
FUJIFILM XF23mm F1.4 R:味のある広角単焦点

旧型のなかでも、ぼくが特に思い入れのある1本です。リングを前後にスライドしてAF/MFを切り替えるクラッチ機構があって、距離指標を見ながら撮る楽しさがあります。
開放の柔らかいにじみは、最新の解像特化レンズにはない味です。新型はLM WRになり375gへ重く、クラッチ機構も廃止されました。操作感まで含めて楽しむなら、中古でこのRを探すのがおすすめです。
»XF23mmF1.4 R レビュー|旧型にしかない描写と操作感の魅力をもう一度
買う前のレンタル検証ポイント

旧型レンズは、スペック表だけでは見えない”クセ”があります。中古で買って後悔しないために、レンタル中に確かめておきたいポイントを3つに絞りました。
AF駆動音と速度を確かめる
旧型はDCモーターやコアレスモーターが多く、ピント合わせで「ジー、ココ」という駆動音が出ます。動画でマイクに音が入らないか、最新ボディの動体追尾AFについてこられるか、この2点は必ず試しておきたいところです。
高画素センサーとの相性
X-T5などの4020万画素機で使ったとき、画面周辺の解像力や周辺光量落ちが許容範囲か。これはJPEGだけでなく、RAWを現像して等倍で確認するのがおすすめです。
手ブレ補正の効きを試す
OISを持たないレンズを、ボディ内手ブレ補正のない軽量機(X-T30 IIなど)に付けたときの歩留まりも見ておきたいです。1/8秒くらいの低速シャッターで何枚か撮り、自分の手持ちで止まるラインを把握しておくと安心できます。
レンタルサービスの選び方
XFレンズを試せる主なサービスは3つ。料金だけでなく、補償の手厚さと受け取り方で選ぶのがコツです。
| サービス | 料金の目安 | 補償・特徴 |
| GOOPASS | 月額2,970円から(送料1,650円/回) | 同ランク内で入れ替え放題。過失破損の自己負担は上限5,000円 |
| Rentio | 3泊4日5,480円から / 月額5,000円から | 配送手数料480円。 過失破損の上限2,000円と手厚い。買取で1年保証 |
| APEX RENTALS | 1泊2日1,800円から | 東京・大阪・名古屋の店舗受取可。 バッテリー2個・メディア付属 |
1本をじっくり試すなら、補償が手厚く短期から借りられるRentioが使いやすいです。何本も比べたいならGOOPASSの入れ替え放題、すぐ受け取りたいならAPEXの店舗受取が向いています。
まとめ:型落ちXFレンズで写りを楽しむ

型落ちのXFレンズは、新型より数万円安いのに写りは十分以上です。XF18-55mm・XF10-24mm・XF27mmは光学設計が現行とほぼ同じなので、現行モデルをレンタルして気に入ったら中古で安く、という流れがそのまま使えます。
XF56mmF1.2 RとXF23mmF1.4 Rは、新型とは写りの傾向が別物。狙うなら旧型そのものを中古で探すのがおすすめです。気になる1本があったら、まずはレンタルで触ってみてください。
