旅行にカメラを連れていくなら、ぼくはFUJIFILMをいちばんに推したいです。撮って出しの色がそのまま「いい雰囲気」になるので、帰ってからのレタッチがほとんどいりません。
とはいえ、Xシリーズはボディもレンズも種類が多くて、どれが旅行向きなのか迷いますよね。スペックを並べられても、結局どれが自分の旅に合うのか見えてこない。
そこで今回は「軽さ」「写りの楽しさ」「持ち歩きたくなるサイズ感」を軸に、旅に連れ出したいFUJIFILM5台をまとめました。
あわせて、荷物を増やさないコンパクトなレンズ構成も紹介します。高い機材は、まずレンタルで旅の期間だけ借りて試すのが、いちばん失敗しないコツです。
おすすめ5台をまとめて比較

| 機種名 | 画素数 | 重さ | 特徴 | おすすめな人 | レンタル | |
| FUJIFILM X100V | 約2610万 | 約478g | 換算35mm固定・フィルム体験 | 1台で旅を完結したい人 | レンタル比較 | |
| FUJIFILM X-S20 | 約2610万 | 約491g | IBIS+大容量バッテリー | 失敗したくない万能派 | レンタル比較 | |
| FUJIFILM X-M5(XC15-45mmキット) | 約2610万 | 約355g | シリーズ最軽量・Vlog対応 | 荷物を最小にしたい人 | レンタル比較 | |
| FUJIFILM X-T5 | 約4020万 | 約557g | 高解像・ダイヤル操作 | 風景を緻密に残したい人 | レンタル比較 | |
| FUJIFILM X-E4 | 約2610万 | 約364g | ミニマルなスナップ機 | 街で気軽に撮りたい人 | レンタル比較 |
タイプ別のおすすめボディ
FUJIFILM X100V:旅を1台で完結するスナップ機

ぼくが旅にX100Vを持ち出して感じたのは、「レンズを選ばなくていい身軽さ」のありがたさです。換算35mmの一本勝負なので、朝はポケットに入れてそのまま街へ出られます。
手ブレ補正は載っていないので夜は少し気をつかいますが、撮って出しの色がそのまま絵になるのが楽しい。旅の記録というより、旅そのものが楽しくなる一台だと思っています。
FUJIFILM X-S20:迷ったらこれの万能トラベル機

バッテリーの安心感で選ぶなら、X-S20が頭ひとつ抜けています。一日中歩き回る観光でも、充電のことをほとんど気にせず撮り続けられる。
手ブレ補正も強力なので、夜景や暗い室内も手持ちでいけます。広角も望遠もレンズを付け替えて楽しみたい、欲張りな旅にちょうどいい万能機なんじゃないかな。
FUJIFILM X-M5:355gのシリーズ最軽量ボディ

とにかく荷物を軽くしたい人には、X-M5がいちばん刺さると思います。パンケーキレンズと組み合わせれば、上着のポケットに入るくらいのサイズ感になる。
手ブレ補正がない点だけ注意ですが、軍艦部のダイヤルで色を選ぶ感覚が楽しくて、つい持ち歩きたくなります。動画も気軽に撮りたい人の相棒に向いています。
FUJIFILM X-T5:4020万画素で風景を緻密に

旅先の風景を細部まで残したいなら、4020万画素のX-T5が頼りになります。あとからトリミングしても破綻しにくいので、構図の自由度が高い。
ダイヤルを回して設定する操作感は、撮る行為そのものを丁寧にしてくれます。少し重さはありますが、写真をメインに楽しむ旅にはこの解像感が効いてきます。
FUJIFILM X-E4:街に溶けるミニマルスナップ

街スナップを気負わず撮りたいなら、X-E4のフラットなボディがちょうどいいです。カメラを構えても大げさにならないので、その場の自然な空気を撮りやすい。
グリップや手ブレ補正がない潔さはありますが、薄いレンズを付けっぱなしにして「写ルンです」みたいに気軽に使える。旅の何気ない瞬間を拾うのが楽しい一台です。
旅行での撮影のコツ

FUJIFILMは撮って出しが強いので、現地ではあれこれ設定をいじるより、フィルムシミュレーションを切り替えて楽しむほうが旅のテンポに合います。AFは基本AF-Sのまま、顔・瞳AFを任せておけば街スナップはほぼ困りません。
旅を軽くするレンズ構成
交換レンズ機を選んだら、次はレンズです。旅は「薄い単焦点を軸に、必要なら1本だけズームを足す」と考えると、荷物がぐっとコンパクトにまとまります。
FUJINON XF27mmF2.8 R WR:84gのパンケーキ単焦点

旅に1本だけ単焦点を持つなら、ぼくはこのXF27mmF2.8を推します。薄くて軽いので、付けていることを忘れるくらい身軽です。
換算41mmは広すぎず狭すぎず、街並みもテーブルフォトも素直に切り取れます。レンズが小さいぶん、相手に警戒されにくいのもスナップで効いてきます。
FUJINON XF35mmF2 R WR:換算53mmの万能単焦点
もう少し寄りで「主役を立てる」写真が撮りたいなら、換算53mmのXF35mmF2が気持ちいいです。背景がふわっとぼけて、何気ないものも絵になる。
このレンズは単体レンタルの取り扱いがないので、気になるならボディのキットや購入で揃えるのがおすすめです。軽くて写りも素直なので、長く使える一本だと思います。
FUJINON XF18mmF2 R:換算27mmの広角パンケーキ
風景や引きの画をもう少し欲しいなら、換算27mmのXF18mmF2が便利です。広角すぎないので、街全体の空気感を自然に収められる。
こちらも単体でのレンタルは無いため、キットや購入で手に入れる前提になります。XF27mmと組み合わせれば、広角と標準を薄型2本でカバーできます。
FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS:1本で完結する標準ズーム

「レンズ交換は面倒、でも単焦点1本だと不安」という人には、XF18-55mmが安心です。広角から中望遠までこれ一本でこなせます。
キットレンズとは思えない写りで、手ブレ補正も効くので室内や夜も粘れます。迷ったらこのズームを1本入れておくと、旅で困る場面がぐっと減ります。
まとめ:FUJIFILMで身軽な旅を
旅のFUJIFILM選びは、「何を軽くしたいか」で決めると失敗しません。1台で完結させたいならX100V、安心の万能機ならX-S20、とにかく軽さならX-M5やX-E4、解像感ならX-T5が候補になります。
レンズはXF27mmのパンケーキを軸に、広角や標準を足していくとコンパクトにまとまります。高い機材ほど、まずはレンタルで旅の期間だけ借りて、自分の旅に合うか確かめてみてください。
X100Vの撮って出しをさらに楽しみたい人は、こちらの設定記事もどうぞ。クラシッククロームを極めるおすすめJPEG設定とカスタムレシピでフィルムシミュレーションの追い込み方を紹介しています。
