「X-E4を買ったはいいものの、キットレンズでは何かが足りない。」
SNSで見かけるカッコいいX-E4は、決まってクラシックなレンズがついている。憧れのNOKTON(フォクトレンダー)を調べると、値段は6〜7万円。
「マニュアルフォーカス(MF)なんて自分にできるかわからないのに、いきなりその金額は出せない。」
その悩み、痛いほどわかります。見た目は大事。でも失敗はしたくない。
もし、「2本合わせても2万円台」で、見た目も写りも最高にエモいレンズがあるとしたら?
今回は、X-E4を「最強のスナップシューター」に変える、激安中華MFレンズを2本紹介します。
X-E4に似合う!おすすめ中華系MFレンズ2選

結論から言います。この2本を買っておけば間違いない。
どちらもX-E4のフラットなボディに似合うコンパクト設計。そして何より、価格がバグっています。
| 項目 | TTArtisan 25mm F2 | 7Artisans 35mm F1.2 II |
| 実勢価格 | 約9,900円(新品) | 約1.6万円(新品) |
| 焦点距離 (35mm換算) | 25mm (約38mm相当) | 35mm (約53mm相当) |
| 開放F値 | F2.0 | F1.2 |
| 最短撮影距離 | 0.25m | 0.28m |
| 重量 | 約166g〜 | 約218g |
| フィルター径 | 43mm | 46mm |
| 全長 | 約31mm (パンケーキ) | 約40mm (コンパクト) |
| 絞り羽根 | 7枚 | 10枚(II型) |
AF(オートフォーカス)はありません。でも、それがいい。
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【レビュー】TTArtisan 25mm F2 | 9,000円のパンケーキ

「これ、本当にレンズついてる?」と思わせるほどの薄さ。
TTArtisan(銘匠光学)の25mm F2。最大の魅力は、X-E4の携帯性を極限まで高めるこのサイズ感です。
装着時の「一体感」が異常

X-E4のデザインを愛する人にとって、レンズの飛び出しはノイズになりがち。
このレンズはカバンの隙間にスッと入る。いつでも持ち歩けるから、シャッターチャンスが増える。
「カメラを持っていくのが面倒」という、一眼カメラ最大の敵を倒してくれる存在。
写りと操作感:逆光フレアを愛せ


肝心の写りは、現代レンズのようなカリカリの解像度はありません。でも、そこが良い。
特に逆光時は盛大にフレアが出ます。これを「欠点」と捉えるか、「エモさ」と捉えるかで評価が変わる。


富士フイルムのフィルムシミュレーション(クラシックネガなど)と合わせれば、それだけで「作品」になる。
ピントリングは少し硬めですが、スカスカよりはマシ。じっくり被写体と向き合う時間を楽しめます。
唯一の弱点はねじ込み式のレンズキャップ。薄すぎて回しづらく、確実に無くす未来が見えます。
でも9,000円なら、キャップなんて飾りです。
【レビュー】7Artisans 35mm F1.2 | トロけるボケと「味」



2本目は、さらに「沼」の深い場所へ。
7Artisans(七工匠)の35mm F1.2。このレンズの魅力は、なんといってもF1.2という明るさが生み出す世界観です。
F1.2の世界とオールドレンズ感


開放で撮れば、ピント面ですら少し滲むような柔らかさ。現代の高性能レンズにはない「隙」があります。

晴れた日の逆光ではゴーストも出る。でもそれが、何気ない日常をドラマチックに変えてくれる。
「失敗したくない」ではなく「偶然を楽しみたい」人には最高の相棒。
買い方と注意点:中古や旧型も狙い目

現行のII型は新品で約1.6万円。少し予算オーバーかもしれません。
もし安く済ませたいなら、中古市場や旧型(I型)を探すのが賢い選択。「2本で2万円台」を実現するにはここがポイントです。
注意点は、被せ式のレンズキャップ。ロック機構がなく、スポンジの摩擦だけで止まっているので、気づいたら無くなっています。
購入したら、まずは予備のキャップを買うか、フィルターをつけることを強くおすすめします。
「MF(マニュアルフォーカス)」は難しくないのか?

「自分でピントを合わせるなんて、素人にできるの?」
結論、X-E4ならまあまあ余裕です。
ピーキング機能でゲーム感覚
X-E4には「フォーカスピーキング」という機能があります。ピントが合った部分を赤や白の色で強調表示してくれる機能です。
ファインダーを覗きながらリングを回し、色がついた瞬間にシャッターを切る。まるでゲームのような感覚で楽しめます。
ピンボケすら「味」になる

それに、中華レンズなら多少のピンボケも「味」として成立してしまいます。
カリカリに解像した写真だけが正解じゃない。「その場の空気感」を写すには、むしろこのくらいの緩さがちょうどいい。
じっくり被写体と向き合う時間は、AFでの連写では味わえない贅沢な体験です。
まとめ:2万円台で「カメラライフ」が変わる

NOKTONは素晴らしいレンズですが、最初の一本にするには勇気がいります。
まずはこの中華レンズたちで、「操る楽しさ」を知ってください。
2本買ってもNOKTONの半額以下。浮いたお金で、旅に出るのもいいかもしれません。
不便を楽しむ「大人のカメラ遊び」。X-E4の見た目も最強になるこのセットで、新しい沼に足を踏み入れてみませんか?
