GR IIIは、長く愛されてきた“スナップシューター”です。
小さくて軽くて、いつでも持ち歩ける。だけど、写りは本格的。
「スマホよりも、もう少しいい写真が撮りたい」
「でも、大きなカメラはちょっと…」
そんな人の背中をそっと押してくれる、ちょうどいい存在だと思います。
この記事では、実際にGR IIIを使って感じたことを、正直にレビューしていきます。
これから使ってみようかな?と思っている方、レンタルで試してみたい方の参考になればうれしいです。
»RICOH GRⅢをレンタルするならどこが最安?おすすめのサービスを紹介
GR IIIのサイズ感と起動の速さ|ポケットに入るスナップカメラ

GR IIIのいちばんの魅力は、なんといっても“手軽さ”。
ポケットサイズの高級コンパクトデジタルカメラとして、ここまで機動力の高いモデルはなかなかありません。
カメラなのに、ポケットにすっと入るサイズ感。しかも軽い。持っていることを忘れるくらいです。
「カメラを持ち歩く」ではなく、「持ち歩いていたら撮れた」
——そんな感覚に変わっていくのが、GR IIIの不思議なところ。
「今、いい光かも」と思ったら、そのままシャッターを切れる。
そういう瞬間が自然に増えていくカメラです。
画質をレビュー|APS-Cセンサーで本格的な描写を実現


GR IIIの魅力は“手軽さ”だけじゃありません。
このサイズに、APS-Cセンサーを搭載しているというのがすごいところ。
コンデジの枠を超えた描写力で、立体感や空気感までしっかり写し取ってくれます。
被写界深度の浅さや、自然なボケ感も単焦点レンズ付きコンデジならではの魅力です。
RICOH GRⅢの特徴やおすすめポイント

RICOHから発売されているGRシリーズは、コンパクトでとても軽く、持ち運びに最適です。
デメリット
メリット
名前 | RICOH GR III |
センサー | APS-C |
サイズ | 109.4×61.9×33.2mm |
重さ | 227g |
焦点距離 | 28mm |
レンズのF値 | f/2.8 |
最短撮影距離 | 10 cm(標準) 3cm(マクロ) |
顔認識 | ◯ |
起動時間 | 約0.8秒 |
手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正(3軸) |
モニター | 3.0型タッチパネル液晶(103万ドット) 可動なし |
スマホでは出せない、あの質感がこのカメラにはあります。
「コンパクトだから画質はそこそこ…」と思っていたら、きっと驚きます。
GR IIIは、小さくても“ちゃんと写る”カメラです。
日常にも旅にもちょうどいい使いやすさ


GR IIIは、「撮るぞ」と気合いを入れなくても、自然とバッグやポケットに入れてしまう。
それくらい“持ち出しやすい”カメラです。
ちょっと散歩に出るときも、子どもと近所の公園に行くときも、
スマホと一緒にポンと入れておけば、いつでも“撮れる準備”ができている。
「せっかく持ってきたのに、結局撮らなかった」
そんなカメラも多い中で、GR IIIは“気がついたらシャッターを切っていた”——そんなタイプの一台です。
GR IIIとX100Fの違いを比較|選ぶポイントは操作性とスタイル
モデル | GR III | X100F |
発売年 | 2019年 | 2017年 |
センサー | APS-C(約2,424万画素) | APS-C(約2,430万画素) |
レンズ | 28mm相当 F2.8 | 35mm相当 F2 |
ファインダー | なし(液晶のみ) | あり(OVF+EVF) |
重さ | 約257g | 約469g |
操作性 | ミニマル・スナップ向け | クラシカル・マニュアル感強め |
おすすめ用途 | 日常スナップ/旅行/持ち歩き | 撮影そのものを楽しみたい/作品づくり |
GR IIIを検討している方の中には、FUJIFILMのX100シリーズと迷っている人も多いかもしれません。
どちらもスナップ向きの単焦点カメラですが、性格はけっこう違います。
写りの方向性も少し違っていて、X100Fはフィルムライクでふわっとした描写、
GR IIIはシャープでパリッとしたストリート寄りの描写という印象です。
「カメラを持ち出したい人」にはGR III、
「撮る時間そのものを楽しみたい人」にはX100F——そんな分け方もできるかもしれません。
GR IIIはどんな人に向いてる?|購入・レンタル前のチェックポイント

GR IIIは、スペックだけを見て「すごいカメラ」と思うより、コンパクトデジタルカメラとして実際に持ち歩いてみて「あ、いいな」とじわじわ感じるタイプの一台です。
「カメラを生活に取り入れてみたい」
そんなとき、GR IIIはちょうどいい距離感で寄り添ってくれると思います。
どこで借りるのが安い?おすすめレンタルサービス比較
RICOH GR IIIは、現在いくつかのカメラレンタルサービスで取り扱いがあります。価格や取り扱い状況はサービスによって異なります。
サービス名 | 1日あたりの料金 | レンタル期間 | 最低利用期間 | サイト |
GOOPASS | 約399円/日 | 11,980円/サブスク 4,792円/ 1泊2日 5,991円/ 2泊3日 7,189円/ 3泊4日 | 1ヶ月〜 (ワンタイム1泊2日) | 詳細を見る |
Rentio | 約660円/日 (サブスクの場合) | 19,800円/サブスク 14,800円/3泊4日 | 3ヶ月〜 (ワンタイム3泊4日) | 詳細を見る |
CAMERA RENT | 約238円/日 | 7,150円/サブスク | 1ヶ月〜 | 詳細を見る |
ワンダーワンズ | 2,750円 | 11,000円/3泊4日 | 3泊〜 | 詳細を見る |
ゲオあれこれレンタル | 947円 | 7,580/7泊8日 | 7泊〜 | 詳細を見る |
APEXレンタル | 2,800円 | 6,000/1泊2日 8,400円/2泊3日 | 1泊〜 | 詳細を見る |
MAP RENTAL | 2,200円 | 4,400円/1泊2日 (5,000円以下のため送料別) | 1泊〜 | 詳細を見る |
最安値はCAMERA RENTですが、普段からレンタルをされているかどうかで、選ぶポイントも変わってきます。
少しの期間しか使わないのに、自宅に保管していては破損のリスクも出てきます。
さらに、普段からレンタルサービスを利用している場合は、すでに登録があるなら即レンタルすることも可能です。
»コンデジのレンタルでおすすめのサイトは?サブスクと短期レンタルどっちがお得?
GR IIIレビューまとめ|“持ち歩ける本格カメラ”という選択肢

カメラって、いい写りも大事だけど、「持ち出せるかどうか」がいちばん大切だったりします。
GR IIIは、ただ軽いだけじゃなく、<br> “撮りたいときに、ちゃんと写る”という信頼感を持ったカメラです。
毎日持ち歩いて、ふとした瞬間をサッと切り取る。
そんな写真の楽しみ方が、ぐっと身近になります。
いきなり買うのは迷うな…という方は、レンタルで試してみるのもおすすめです。
「どれが自分に合っているかまだわからない…」という方こそ、レンタルでの体験がきっと役に立ちます。
「使ってみたらすぐにわかった」——そんな声が多いのも、このカメラらしいところです。
生活の中に、ちいさなカメラをひとつ。
それだけで、いつもの景色がちょっと変わって見えるかもしれません。