FUJIFILMの「X-E4」は、極限まで無駄を省いたミニマルなデザインが魅力のカメラです。
ぼく自身、このカメラに魅了され、2年以上じっくりと愛用してきました。この記事では、そんなX-E4の実力を余すところなくお伝えします。
長期レビューから、相性抜群のおすすめレンズ、そして使い勝手を向上させるカスタム設定まで。これから購入を検討している方はもちろん、すでにお持ちの方にも役立つ情報をまとめました。
各項目についてより深く知りたい場合は、詳細記事へのリンクも用意しています。気になる部分から、ぜひチェックしてみてくださいね。
いきなり購入するのが不安な方は、まずはレンタルサービスで使い心地を試してみるのがスマートな選択です。
ぼくも実際にGOOPASSでレンタルし、納得したうえで購入に踏み切りました。一度自分の手になじむかを確認できると、安心して機材を迎え入れられます。

▼購入を検討中の方はまずレンタルから始めるのもおすすめです。
僕もGOOPASSで借りたあとに即購入したのですが、一度借りておくと安心感もあるのでおすすめです。
- X-E4の基本スペック
- ぼくがX-E4を選んだ理由と最初の感動
- X-E4を使い込んでわかった魅力(レビューまとめ)
- X-E4の魅力を引き出すおすすめAFレンズ
- X-E4にオールドレンズをつけて遊ぶ
- X-E4と一緒に揃えたいおすすめアクセサリー
- X-E4の使い勝手を劇的に上げるカスタム設定
- X-E4で撮影した作例ギャラリー
- 迷いやすい「X-E4」と「X100V」を徹底比較
- 上位機種(X-T4)を持っているぼくが、X-E4を買った理由
- 兄弟機? X-E4とX-Pro3の違いを比較
- Xシリーズの箱型(レンジファインダー風)カメラ比較まとめ
- X-E4を買って本当に良かったと感じるポイント
- あえて挙げる、X-E4のイマイチなポイント
- X-E4を購入する際のアドバイスと注意点
X-E4の基本スペック
| 製品名 | FUJIFILM X-E4 |
| メーカー | 富士フイルム |
| 種類 | ミラーレス一眼カメラ |
| 画素数/有効画素数 | 有効画素数 2610万画素 |
| 撮像素子 | APS-C, 23.5 x 15.6, CMOS, X-Trans CMOS 4 |
| 画像処理エンジン | X-Processor 4 |
| ISO感度 | [通常感度]ISO 160 ~ 12800, [拡張感度]ISO 80/100/125/25600/51200 |
| シャッタースピード | [メカシャッター]1/4000 ~ 30秒 [電子シャッター]1/32000 ~ 30秒 |
| 連続撮影 | 最高 8.0 コマ/秒 (電子シャッター時 20.0 コマ/秒) 低速 3.0 コマ/秒 |
| サイズ | 約121×72×32mm |
| 重さ (バッテリー、記録メディア含む) | 315g (364g) |
| モニター | 3.00インチ, 約162万ドット |
| モニター形式 | 3.0型 3:2アスペクト チルト式タッチパネル付き TFTカラー液晶モニター 約162万ドット |
ぼくがX-E4を選んだ理由と最初の感動

X-E4は、発売当初からずっと気になっていた魅力的な機種でした。
実は過去に、同じシリーズの「X-E2」を使っていたことがあります。でも、その時はあまり自分に合わず、すぐに手放してしまった苦い経験がありました。だからこそ、X-E4に興味はありつつも、なかなか購入に踏み切れずにいたんです。
そんな迷いの中、まずはレンタルサービスを利用して実際に触れてみました。そして軽くシャッターを切った瞬間、あっという間に心を奪われてしまったんです。
これが、ぼくがX-E4を迎え入れた率直な経緯です。ファーストインプレッションについて詳しく語った記事もあるので、ぜひ覗いてみてください。
X-E4を使い込んでわかった魅力(レビューまとめ)
FUJIFILM X-E4を一言で表すなら、ミニマルで圧倒的にコンパクト。デザインへのこだわりが随所に感じられ、スナップ撮影や日常使いに最高の相棒となるカメラです。
X-E4の主な特徴
洗練されたデザイン面

X-E4はコンデジ(レンズ一体型カメラ)のようにコンパクトですが、本格的なレンズ交換式ミラーレス一眼です。シーンに合わせてレンズを変える楽しみがしっかりと味わえます。
最大の特徴は、凹凸のないフルフラットデザイン。前モデルのX-E3まで採用されていた小さなグリップすらもなくし、美しさを追求しています。
シリーズの中でも群を抜いてスタイリッシュ。この潔いデザインこそが、多くのファンを魅了している理由のひとつです。
シンプルさを追求した操作性

ボディは小さいですが、しっかりとファインダーが備わっています。明るい屋外でも、被写体に集中してシャッターを切ることができます。
さらに、180度上に開くチルトモニターのおかげで、家族との自撮りや低い位置からの撮影も快適です。
そのため、ストリートスナップを楽しむ方だけでなく、お子さんを綺麗に撮りたいパパやママにも自信を持っておすすめできます。
上位機種に引けを取らない画質と写り

心臓部となるセンサーには「X-Trans CMOS 4」、画像処理エンジンには「X-Processor 4」を採用。有効画素数は2610万画素を誇ります。
実はこれ、当時の上位機種である「X-T4」と全く同じスペックなんです。FUJIFILMの素晴らしいところは、価格やサイズが小さくなっても、画質に関わる根幹の部分に差をつけない点にあります。
つまり、この小さなボディでも、プロが使うようなカメラと同じ最高峰の写りを楽しむことができるんです。
また、FUJIFILM最大の魅力である「フィルムシミュレーション」も惜しみなく搭載されています。
フィルムカメラのようなノスタルジックな色合いを楽しめる「クラシックネガ」や、映画のワンシーンのようなシネマティックな描写ができる「エテルナ」など、シャッターを切るだけでエモーショナルな写真に仕上がります。
日常の記録に十分な動画性能

写真だけでなく、4Kの高画質な動画撮影も可能です。
正直なところ、ボディが小さいため長時間の撮影だと熱を持ちやすいという弱点はあります。それでも、家族の思い出や日常のちょっとしたVlogを残すには、十分すぎる性能を備えています。
賛否両論? 尖ったこだわり

ここまで魅力を語ってきましたが、人によっては少し使いづらいと感じる部分もあります。
例えば、フォーカスモードの切り替えスイッチが廃止されたり、物理的なボタンが極力減らされていたりします。
これは、フルフラットでミニマルなデザインを実現するための強いこだわりです。この割り切りを「美しい」と許容できるかどうかが、X-E4を好きになれるかの分かれ道かもしれません。
X-Eシリーズの進化と思想

ぼくは過去にE1、E2と使ってきたので、このシリーズの良さは身に染みてわかっています。
ただ、今回のE4はこれまで以上に他のカメラとの差別化が進みました。スタイリッシュであると同時に、少し尖った思想を持つカメラに進化したなと感じています。
誰にでも使いやすい優等生なカメラが「X-S10」や「X-Tシリーズ」だとすれば、「X-E4」や「X-Proシリーズ」は、FUJIFILMの遊び心と美学が詰まった、ちょっとマニアックで愛おしいシリーズだと言えます。
X-E4の魅力を引き出すおすすめAFレンズ
X-E4はボディが非常にコンパクトなので、合わせるレンズも小ぶりなものがよく似合います。
もちろん大きなレンズをつけても撮影はできますが、コンパクトなレンズを選んだほうが全体のバランスが美しく、カメラを持ち出すフットワークも軽くなります。
どれも素晴らしい描写ですが、個人的なイチオシは「XF18mmF2 R」です。
XF18mmF2 R:スナップの最強コンビ

「XF18mmF2 R」は、パンケーキレンズと呼ばれる非常に薄くて軽いレンズです。
X-E4を購入するなら、ぜひ一緒に使ってみてほしい一本。ぼく自身、X-E4を手に入れてからこのレンズの出番が劇的に増えました。
X-E4というカメラが、XF18mmF2 Rの真の価値を引き出してくれたと感じています。
実はこのレンズ、初期に作られたモデルなのでオートフォーカス(AF)が少し遅いという弱点がありました。
でも、X-E4の優秀な処理エンジンがその弱点を見事にカバーしてくれます。コンパクトな見た目と実用的なAFスピードを両立した、まさに最強の組み合わせです。
同じく薄型の「XF27mmF2.8」も間違いなくおすすめですが、今回はぼくが愛用しているこちらをピックアップしました。
XF35mmF2 R WR:最初に買うべき万能レンズ

「XF35mmF2 R WR」も、X-E4と抜群の相性を誇ります。先が少し細くなったクラシカルなデザインが、カメラの雰囲気にぴったりです。
このレンズの魅力は、スッとピントが合う速さと、防塵防滴(WR)仕様の安心感。さらに、スナップからポートレートまでこなせる万能な画角を持っています。
「まずはこれ1本」として選ぶなら、間違いなくトップクラスにおすすめしたいレンズです。
»【作例あり】FUJIFILM XF35mm F2R WRレビュー|AFが速く子どもを楽に撮れます
XF35mmF1.4 R:魔法のようなボケ味を楽しむ

FUJIFILMユーザーから「神レンズ」と称される「XF35mmF1.4 R」も、もちろんよく似合います。
先ほどのF2モデルとよく比較されますが、F1.4(F値が小さく明るい)であるこちらは、背景がとろけるようにボケるのが特徴です。少しオールドレンズのような、柔らかく情緒豊かな描写が楽しめます。
ただし、ピントを合わせる時のモーター音が少し大きめなので、静かな場所での動画撮影にはF2モデルの方が向いているかもしれません。
それでも、このレンズが描き出す魔法のような写真を見ると、いずれ手を出したくなってしまう魔力を持っています。
»XF35mmF1.4 R レビュー|柔らかい描写と立体感が魅力の“神レンズ”【作例あり】
XF23mmF1.4 R(旧型):少し大きめ、でも圧倒的な描写力

少しサイズは大きくなりますが、旧型の「XF23mmF1.4 R」も外せません。
X-E4のコンパクトさを活かすなら小型のF2モデルがセオリーですが、「どうしても妥協のない写りを追求したい」という方にはこちらをおすすめします。
ピントが合った部分のシャープさと、そこからなだらかにボケていく立体感は格別です。金属製の重厚なデザインも、X-E4に装着するとメカニカルでかっこいいんです。
XC15-45mmF3.5-5.6:動画にも強い、軽快なズームレンズ

「XC15-45mmF3.5-5.6」は、高級なXFシリーズではなく、より手軽な「XCシリーズ」のズームレンズです。
広い景色を撮る広角から、少し被写体に寄るポートレートまでカバーできるので、旅行やお出かけにこれ1本あると非常に便利です。
さらに、このレンズには手ぶれ補正(OIS)が付いているため、ボディ内手ぶれ補正がないX-E4でも、ブレの少ない動画を撮影しやすくなります。ぼくもレンタルで試した結果、あまりの使い勝手の良さに2ヶ月も借りてしまったほどです。
»FUJIFILM X-E4 × XC15-45mmF3.5-5.6
X-E4にオールドレンズをつけて遊ぶ

X-E4のクラシカルな佇まいは、昔のフィルムカメラで使われていた「オールドレンズ」との相性が抜群です。
上の4つは少し高価ですが、下の2つは中古で5,000円前後で見つかることもあり、初めてのオールドレンズ遊びに最適です。
カメラに取り付けるためのマウントアダプターが必要になるため、少しレンズ部分が長くなりますが、X-E4のボディが薄いので全く気になりません。
»FUJIFILM X-E4におすすめのオールドレンズや現行MFレンズ
MINOLTA M Rokkor 40mmF2

かつて「MINOLTA CLE」という名機と一緒に販売されていたレンズです。
非常にコンパクトで、X-E4に装着したときのビジュアルがため息が出るほどかっこいいんです。価格は5〜6万円ほどと安くはありませんが、所有欲を満たしてくれる特別な一本です。
»FUJIFILM X-E4 × MINOLTA M Rokkor40mmF2
CarlZeiss C Sonnar 50mm F1.5

もうひとつ、ぼくが愛してやまないのが「CarlZeiss C Sonnar 50mm F1.5」です。
ピントが合った部分のキレの良さと、とろけるようなボケ味が同居する、まさにツァイスならではの描写。フィルムシミュレーションと掛け合わせると、息を呑むような一枚が撮れることがあります。
一度使うと手放せなくなる、中毒性の高いレンズです。
»『CarlZeiss C Sonnar T* 50mm F 1.5 ZM』レビュー
コスパ最強の中華系MFレンズに挑戦

最近話題になっている、中国メーカーの安価なマニュアルフォーカス(MF)レンズも試してみました。
最新のレンズのようにカリカリに解像するわけではありませんが、どこか懐かしく曖昧な描写が逆にエモさを演出してくれます。
新品でも驚くほど安いので、オールドレンズのようなテイストを手軽に味わってみたい方にはぴったりです。
»X-E4に似合う中華系MFレンズ2本。25,000円で買えました!
TTArtisan 25mm F2:8,000円台で買える驚きのクオリティ

この「TTArtisan 25mm F2」は、個人的にかなり推したいレンズです。
マニュアルフォーカス(手動でのピント合わせ)に抵抗がない方なら、ぜひ一度試してみてほしいですね。
ぼく自身もすっかりお気に入りで、「本当に買ってよかったな」と心から思える一本です。

7Artisans 35mm F1.2:圧倒的なボケ感を格安で

もうひとつの「7Artisans 35mm F1.2」も、驚くほどリーズナブルです。ぼくは中古で15,000円前後で購入しましたが、その描写に大満足しています。
F1.2(非常に明るく、背景が大きくボケる数値)という驚異的なスペックなのに、この価格は破格ですよね。
同じスペックのレンズに「NOKTON」などがありますが、価格差は5万円ほど開きます。
だからこそ、「まずはF1.2の大きなボケの世界を体験してみたい」という方には、こちらのレンズを強くおすすめします。金属鏡筒の見た目もすごくかっこいいですよ。

普段、ぼくはフィルムシミュレーションの「クラシックネガ」をあまり使わないんです。
でも、このレンズが持つレトロな描写とクラシックネガの色合いは、不思議なほどマッチすると感じています。
X-E4と一緒に揃えたいおすすめアクセサリー
まずは揃えておきたい基本アイテム
まず絶対に用意したいのが、液晶の保護フィルムです。チルトモニターを動かす際にも触れる部分なので、画面はしっかり守ってあげましょう。
そして、予備バッテリーですね。X-E4のバッテリーは比較的小さいので、1日持ち歩くなら予備があると安心です。できれば安全性の高い純正品をおすすめします。
シャッターボタンを押しやすくする「レリーズボタン」も人気のアイテムです。
カメラのドレスアップにもなりますが、ぼくは気づくといっぱい無くしてしまうので、最近はあえて使っていません(笑)。
さらに、ホールド感を高める「外付けグリップ」もあります。
X-E4はフラットなデザインなので、重いレンズをつける方はグリップがあると握りやすくなりますよ。ぼくはコンパクトさを優先してつけていません。
親指を引っ掛けて持ちやすくする「サムレスト」も便利です。
純正品は18,000円と少し高価ですが、フィット感は抜群です。ぼくはなくても問題なく使えています。
最後に、フラッシュをつける部分(ホットシュー)を保護する「ホットシューカバー」です。
ぼくは真鍮製の高価なものを愛用していましたが、無くしてしまいました…。シンプルに統一したいなら、「F-foto」のカバーが安価でおすすめです。
全てを揃える必要はありませんが、保護フィルムと予備バッテリー、そしてホットシューカバーは最初に買っておいて損はないと思います。
X-E4のデザインを引き立てるカメラストラップ

カメラ本体がおしゃれなので、ストラップ選びも楽しいですよね。ぼくもX-E4に似合うものをいろいろと試してきました。
ボディがスリムなので、太いものよりも細めですっきりとしたデザインの革ストラップがよく似合います。
数ある中から、ぼくが本気でおすすめしたいストラップを2つに絞ってご紹介しますね。他の装着例を見たい方は、こちらの記事も参考にしてください。
»フジフイルムにおすすめのオシャレなカメラストラップ9選【革ストラップ多め】
ULYSSES(ユリシーズ):上質な革の丸紐ストラップ

一つ目は、上質な革の丸紐で作られたスリングショットストラップです。これが本当にX-E4に似合ってかっこいいんです。
価格は12,000円ほどですが、職人さんが丁寧に作っている本革ストラップとしては、むしろ良心的な価格設定だと思います。

ただ、ひとつだけ注意点があります。X-E4のストラップを通す金具(アイレット)は長方形なのですが、このストラップについている傷防止の革カバー(リングガード)は丸型用なんです。
そのため、カバーがうまく収まらず少しプラプラしてしまいます。気になる方は切ってしまうのも手かもしれません。
本来はライカなどのレンジファインダーカメラを想定して作られているようですが、それでも見た目の相性は抜群なので、すごくおすすめです。
ROCK’N ROLL(ロックンロール)ストラップ:薄くてスタイリッシュ

二つ目は、薄くしなやかな革で作られたスタイリッシュなストラップです。
こちらはリングカバーがついていないタイプなので、X-E4の四角い金具に取り付けても見た目がすっきりまとまります。

装着する際のアドバイスですが、カメラに取り付けるためのリング(丸カン)がものすごく硬いです。
爪で開けようとすると本当に痛い思いをするので、必ずラジオペンチなどの専用ツールを使って開いてくださいね。
苦労して取り付けるだけの価値はある、X-E4のために作られたのかと思うほど似合うストラップです。
»Yahoo!ショッピングでROCK’N ROLL(ロックンロール)ストラップをチェックする
»ROCK’N ROLL(ロックンロール)ストラップ Classicを買いました
X-E4の使い勝手を劇的に上げるカスタム設定

ボタンが少ないX-E4だからこそ、自分好みに設定をカスタマイズすることが非常に重要になります。
物理ボタンが減った分、メニュー画面を開いて操作する機会が増えました。これを不便に感じる方もいるかもしれません。
でも安心してください。タッチパネルやFn(ファンクション)ボタンに、よく使う機能のショートカットを割り当てることで、操作性は劇的に改善します。
もちろん設定しなくても写真は撮れますが、より快適に撮影を楽しむための具体的な設定方法を動画で詳しく解説しています。
30分ほどの長編動画ですが、カメラ初心者の方からも「わかりやすい!」と嬉しいお声をいただいています。
この3つの機能を使いこなせば、必要な機能だけを指先に集め、使わない機能は気にせずに済むようになります。
X-E4がさらにあなたの手に馴染むようになるので、ぜひ一度設定を見直してみてくださいね。
»FUJIFILMのカメラを楽しく使いやすくするためのカスタマイズまとめ【X-E4編】
フィルムシミュレーションのカスタム設定レシピ
FUJIFILMの醍醐味であるフィルムシミュレーションは、さらに細かい数値を調整(カスタム登録)することで、もっと自分好みの色作りが楽しめます。
ぼく自身は「クラシッククローム」という少し渋めの色合いを多用していますが、動画内では他のフィルムシミュレーションのおすすめ設定も紹介しています。
ノスタルジックな「クラシックネガ」に憧れてFUJIFILMを選ぶ方も多いですよね。
ただ、ひとつお伝えしておきたいのが、曇りの日や暗い場所で人をクラシックネガで撮ると、肌の色が少し暗く沈んでしまうことがあるという点です。
ですから、人を撮る際は後からパソコン(Lightroomなど)で明るさを調整できるように、「RAW(生のデータ)」で保存しておくのが無難です。
もちろん、動画内で紹介している設定レシピは、撮って出し(JPG)でも綺麗に仕上がるように工夫しています。人気の「エテルナ」などの設定も載せているので、ぜひ参考にしてみてください。
手ブレ補正付きレンズで、X-E4の動画撮影を快適に
正直にお伝えすると、X-E4は動画撮影をメインに作られたカメラではありません。
しかし、ちょっとした工夫をすれば、Vlogなどの動画撮影もグッと快適に行えるようになります。
そもそもX-E4は、高精細な4K動画が撮れて、自撮りができるモニターまで付いています。動画機としての素質はしっかり持っているんです。
弱点だった「専用の録画ボタンがないこと」と「ボディ内手ブレ補正がないこと」さえレンズや設定でカバーできれば、優秀な動画機に早変わりしてくれます。
先ほど紹介した「XC15-45mm」は、まさに動画撮影の相棒として最強でした。
上のYouTube動画は、写真と動画を組み合わせた短い作例です。どんな風に撮れるのか、ぜひチェックしてみてください。
»FUJIFILM X-E4とXC15-45mmで動画を撮りやすいか試しました
ついつい撮りたくなるシャッター音
個人的な推しポイントなのですが、X-E4の「カシャッ」というシャッター音はかなり心地良いです。
X-E4とX100Vのシャッター音を比較したショート動画を作りましたので、サクッと聴き比べてみてくださいね。
X-E4で撮影した作例ギャラリー


これまでに撮りためた写真の一部をご紹介しました。リンク先では、使ったレンズごとに作例をまとめていますので、レンズ選びの参考にしてみてください。
迷いやすい「X-E4」と「X100V」を徹底比較

| X-E4 | X100V | |
| サイズ | 幅:121.3mm 高さ:72.9mm 奥行き:32.7mm | 幅:128.0mm 高さ:74.8mm 奥行き:53.3mm |
| 質感 | 軍艦部はよく見るとチープ | 高級感あり |
| デザイン | フルフラットデザイン | グリップあり |
| 操作性 | ISOダイヤルなし 操作性はX100Vに劣る | ISOダイヤルあり |
| モニター | 180°チルト可・ 自撮りもできる | チルト可 |
| 動画撮影 | 動画レリーズボタンがある | 手ブレ補正はない でもなぜかブレが少ない |
| 価格(高騰中) | 100,000円前後 (初値) | 160,000円前後 (初値) |
| 拡張性 | レンズ交換できる | 拡張レンズ (コンバージョンレンズ) |
| 詳細を見る | 詳細を見る |
読者の方からも「X-E4とX100V、どちらを買うべきですか?」というご質問をよくいただきます。
最大の違いは「レンズを交換できるか、レンズ一体型か」という点です。選ぶ際には、以下のポイントを考えてみてください。
単純なスペックの比較以上に、「自分のライフスタイルに合っているか」がカメラ選びでは一番大切です。
意気込んで立派なカメラを買っても、重くて持ち出さなくなっては意味がありませんよね。目立つカメラを持ち歩くのが恥ずかしいと感じるなら、もっとコンパクトなカメラの方が合っている場合もあります。
「カメラの知識を深めながらレンズ選びも楽しみたい」ならX-E4を。「レンズのことは考えず、お洒落なカメラをファッション感覚で持ち歩きたい」ならX100Vをおすすめします。
»X100VとX-E4を比較!おすすめはどっち!?スペックだけじゃない使用感を語ります
上位機種(X-T4)を持っているぼくが、X-E4を買った理由

「X-E4」から上位のフラッグシップ機へステップアップする方もいれば、逆にフラッグシップ機のサブ機としてX-E4を購入する方も多いと思います。
ぼくは「X-T4」を持っていても、X-E4をメインカメラとして迎え入れました。そもそも形も用途も違うので、この2機種は比較対象にならないと感じています。
「今日はガッツリ作品を撮るぞ」という日はX-T4。「身軽にお散歩しながら日常を切り取ろう」という日はX-E4。そんな使い分けが最高に楽しいんです。
繰り返しになりますが、FUJIFILMは価格帯に関わらず、同世代のセンサーなら画質に差が出ません。
「上位だから写りが良い、下位だから劣る」という概念がないのが、フジの素晴らしいところです。そのあたりのお話もYouTubeで語っているので、よければご覧ください。
兄弟機? X-E4とX-Pro3の違いを比較

X-Eシリーズから、さらに趣味性の高いX-Proシリーズへ移行する方も多くいらっしゃいます。
サイズ感の違いはもちろんありますが、大きく異なるポイントをピックアップしてみましょう。
| X-E4 | X-Pro3 | |
| サイズ | 幅:121.3mm 高さ:72.9mm 奥行き:32.7mm | 幅:140.5mm 高さ:82.8mm 奥行き:46.1mm |
| 質感 | 軍艦部はよく見るとチープ | 高級感あり デュラテクト素材 |
| デザイン | フルフラットデザイン | グリップあり |
| 操作性 | ISOダイヤルなし 操作性はX100Vに劣る | ISOダイヤルあり |
| モニター | 180°チルト可・ 自撮りもできる | Hidden LCD 逆パカのようなチルトモニター |
| ファインダー | 0.39型有機ELファインダー 約236万ドット 視野率約100% | OVF/EVF 0.5型有機ELファインダー 約369万ドット |
| 動画撮影 | 動画レリーズボタンがある | 4K30P |
| 価格(高騰中) | 100,000円前後 (初値) | 240,000円前後 (初値) |
| スロット数 | SDカード1枚 | SDカード2枚 |
| 拡張性 | レンズ交換できる | レンズ交換できる |
| 詳細を見る | 詳細を見る |
2機種の大きな違い
どちらも所有して使ってみて感じるのは、「どちらか一方が圧倒的に優れている」ということは全くないということです。
確かに軍艦部(カメラ上部)の質感などには違いがありますが、ソフトウェアや写りの部分で大きな差は感じません。
むしろ、X-E4の方が新しい機種なので、端子類のカバーの作りなどはX-E4の方がしっかりしている印象を受けます。
フラッグシップ機と、エントリーを兼ねた独自の立ち位置
X-E4は、はっきりと「初心者向け」とは言えませんが、どちらかといえばエントリー層も手に取りやすいモデルです。
昔は、まずX-Eシリーズを買い、ステップアップとしてフラッグシップのX-Proシリーズを買うという流れが王道でした。
でも今は、X-Eシリーズが「ミニマルさ」という独自の立ち位置を確立しています。価格帯には10万円ほどの差がありますが、優劣ではなく「どちらのスタイルが好きか」で選んで良い時代になりました。
Xシリーズの箱型(レンジファインダー風)カメラ比較まとめ

Xシリーズの中でも、出っ張りのない長方形のカメラたちを比較してみました。
X-E4を買って本当に良かったと感じるポイント
カメラが小さくて可愛いということは、「気軽に持ち出したくなる」という最高のメリットに繋がります。
せっかく高いカメラを買っても、重くて持ち歩かなければ宝の持ち腐れですよね。その点、X-E4の持ち出しやすさは本当に素晴らしいです。
そして、心地よいシャッター音。機能性ばかりに目が行きがちですが、「またシャッターを切りたい」と思わせてくれる感触は、カメラを長く愛せるかの重要なポイントです。
あえて挙げる、X-E4のイマイチなポイント

個人的には「イマイチ」と感じる致命的な欠点はないのですが、欲を言えば、このサイズ感のままボディ内手ブレ補正がついてくれたら最高だなと思います。
また、フルフラットデザインを追求した代償として、ダイヤルやボタンが少なくなり、直感的な操作性が少し損なわれている部分は否めません。
もし「ダイヤルをグリグリ回して素早く設定を変えたい」「握りやすい深いグリップが欲しい」という方は、同じ性能を持つ「X-S10」などを選んだ方が幸せになれるかもしれません。
X-E4を購入する際のアドバイスと注意点
価格高騰中だからこそ、信頼できるお店選びを
発売当初は新品でも10万円以下で購入できましたが、現在はすでに「廃番(生産終了)」となっており、中古品を探すしかありません。
カメラ業界全体の値上げと、廃番による人気の高まりが重なり、現在の中古相場は16万円〜18万円ほどにまで高騰してしまっています。
価格の吊り上げが目立つためお店選びが難しいのですが、その中でも良心的で安心できるショップを2つご紹介します。
他にも購入手段はありますが、あえて外している理由も参考までにお伝えしておきますね。
フジヤカメラやコメ兵などの優良店でも、入荷するとすぐに売り切れてしまうほどの人気です。こまめなチェックをおすすめします。
迷ったら、まずはレンタルサービスで試すのがおすすめ
「自分に合うか少しだけ試してみたい」「いきなり高額な中古品を買うのはリスクが怖い」という方は、まずはレンタルサービスを利用してみるのが賢い選択です。
ぼく自身も「GOOPASS」でレンタルしてじっくり使い込み、心から納得したうえで購入できたので、かなりおすすめできます。
もし借りてみて「ちょっと違うな」と思ったら、すぐに別のカメラに交換できるのもサブスクのメリットです。色々な機材を試せる楽しい沼へ、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?

▼購入を検討中の方はまずレンタルから始めるのもおすすめです。
僕もGOOPASSで借りたあとに即購入したのですが、一度借りておくと安心感もあるのでおすすめです。
